✅ 副収入が「増えた時」こそ落ち着いて考えたい──AFPが伝える賢い使い道
副業や投資、フリマ収入などで「思ったよりお金が入った!」という経験はありませんか?
そんなときほど、「ちょっと贅沢しようかな…」と気が緩むものです。
しかし、AFP(ファイナンシャルプランナー)の視点から見ると、副収入が増えたときこそ、**家計と資産形成に差がつく“分かれ道”**です。
この記事では、副収入の賢い使い方と、やってはいけないNG行動、意外と見落としがちな税金の落とし穴についてわかりやすく解説します。
✅ 「副収入」は気持ちが緩みやすいお金
臨時収入は“収入以上に浪費リスクが高い”
副収入には「努力して得た」という実感が薄く、つい使いやすくなる傾向があります。
【ありがちな使い方】
- ごほうびに高級ディナー
- 家族に内緒で趣味の出費
- ちょっと高いブランド品を“つい”購入
【NGポイント】
- 計画のない出費は“その場の満足”だけで終わる
- 消費のハードルが下がり、毎月“お金が足りない”感覚が増す
- 税金や確定申告の準備を忘れやすい
👉 りそなグループ|継続が大切!上手にお金をためる家計管理の方法とは?
✅ 副収入の「賢い使い道」5選
① 生活防衛資金としてストック
- 生活費の3〜6ヶ月分を“緊急用”にキープ
- 予期せぬ出費(医療費・家電故障)にも対応できる安心感
② 教育資金や老後資金の“先取り貯蓄”
- 子どもの進学費用、住宅ローン繰上げ、老後の年金補填に充てる
- 特にiDeCoやNISAで積立すれば非課税メリットあり
③ 自己投資・資格取得に使う
- 将来の副業や昇給につながる“スキル”へ投資
- 語学・プログラミング・FP・簿記など、リターンが見込める資格に
④ 家族とのレジャーや体験に
- 「思い出に残るお金の使い方」は幸福感が長続きしやすい
- 子どもの記憶に残るイベントや旅行への活用もおすすめ
⑤ 住宅・教育ローンなどの一括返済に充てる
- 利息削減+心理的な安心感が得られる
- 返済額の減少分を毎月の貯蓄へ振替できる
✅ 税金の“見落とし”が最大の落とし穴
確定申告が必要になる副収入のボーダーライン
| 種別 | 年間20万円超で申告が必要? | 備考 |
|---|---|---|
| 副業(アルバイトなど) | ○ 必要 | 給与所得に加算される |
| フリマ・せどり | ○ 必要(利益ベース) | 仕入れと経費差し引き後の利益 |
| ブログ・SNS収入 | ○ 必要 | 原稿料・広告収入なども対象 |
| 投資の配当・売却益 | ケースによる | 一部は源泉徴収済み、NISA口座は非課税 |
【対策】
- 年末に収支を整理し、必要なら確定申告を準備
- 控除対象(青色申告、経費計上)を早めにチェック
- 住民税にも影響があるため、会社バレに注意が必要な場合は“住民税を自分で納付”を選ぶ
👉 国税庁|確定申告が必要な方
✅ まとめ:「副収入は使い方で“資産”にも“浪費”にもなる」
副収入はうれしいものですが、気を抜くと一瞬で消えてしまうお金でもあります。
大切なのは「いつもの収入」と同じように、“使い道に意識を向ける”こと。
【今日からできる行動3つ】
- 副収入は「特別口座」に一時保管
- 使い道を「使う・貯める・投資」の3分割に
- 年末までに税務上の確認を忘れずに
自分と家族の未来に役立つ“意味あるお金の使い方”を、ぜひこの機会に見直してみましょう。

