✅ 「つみたてNISA、毎月いくら積み立てればいい?」という疑問に答えます
つみたてNISAを始めようと思っても、
「毎月の積立額はどれくらいがベスト?」
「満額やらないと意味がないの?」
と迷ってしまう方は多いです。
AFP(ファイナンシャルプランナー)の視点では、最も大切なのは“続けられる金額”から始めることです。
この記事では、収入別の目安、生活費とのバランス、運用シミュレーションも含めてわかりやすく解説します。
✅ つみたてNISAの基本ルール(2024年以降)
- 年間投資上限:120万円(=月10万円)
- 投資対象:長期分散型の投資信託など
- 運用益は非課税で無期限(旧制度では20年間)
- いつでも引き出せる(iDeCoとの違い)
💡無理して満額を目指す必要はありません。最初は3,000円〜5,000円からでもOK!
✅ 理想の毎月投資額は?|目的と収入に応じて決めよう
🎯 パターン①:老後資金の形成(長期運用)
【おすすめ積立額】
- 月2万円〜5万円
- 投資期間:20〜30年
- 利回り3〜4%想定で、1,000万円以上も狙える長期戦略
🎯 パターン②:教育費や住宅頭金など“10年以内の中期目標”
【おすすめ積立額】
- 月1万円〜2万円
- 投資期間:5〜10年
- 利回りは抑えめで想定(1〜2%)
- 元本割れリスクにも備えを
✅ 収入別|無理のない毎月の積立目安
| 手取り月収 | 生活費割合(目安) | 投資額の目安 | コメント |
|---|---|---|---|
| 20万円台 | 80〜85% | 3,000円〜1万円 | 少額からでもOK。まず“続ける”ことが大事 |
| 30万円台 | 75〜80% | 1万円〜2万円 | 固定費見直せば余剰も作りやすい |
| 40万円以上 | 70〜75% | 2万円〜5万円 | 将来目標を明確にして運用配分も考える |
💡先取りで「積立→残りで生活」スタイルが最も効果的です。
✅ 毎月の投資額を決める3つのステップ
① 家計の固定費・変動費を把握する
→ 食費・通信費・保険などで見直せる項目を洗い出す
② 投資の目的と期間を明確にする
→ 「老後までに1,000万円」「10年後に子どもの教育資金」など
③ 毎月“先取り自動積立”に設定する
→ 手間を省いて習慣化!積立設定で気持ちも安定
✅ 投資額が少なくても“時間が味方”になる理由
つみたてNISAの最大の武器は「時間」です。
【例:月1万円 × 年利3% × 20年間】
- 元本:240万円
- 運用益:約82万円
- 合計:約322万円(※複利効果)
💡月1万円でも20年続ければ、将来の選択肢は大きく広がります。
金融庁|つみたてNISA制度の解説
✅ よくあるQ&A
Q. 月に3,000円だけでも意味ある?
→ あります!時間+非課税効果で、将来の資産づくりの第一歩に。
Q. 途中で金額を増減できますか?
→ 可能です。ライフイベントに応じて調整できるのがNISAの良さ。
Q. 投資額が高すぎると生活が苦しくならない?
→ だからこそ“余裕資金の中で始める”が基本です。無理は禁物!
✅ まとめ|“今の自分にちょうどいい額”から始めよう
【つみたてNISAの積立額、決め方まとめ】
- 続けられる金額を“生活費の残り”から逆算
- 目的に応じて月1万〜3万円を目安に
- 自動積立・先取り設定で“ほったらかし投資”が理想
- 少額スタート→慣れてきたら増額してもOK!
投資はマラソンです。走り続けるためには「ムリなく」が最優先。
未来の安心のために、まずは一歩を踏み出してみませんか?

